【雑談に役立つ】スポーツメーカー雑学10選
スポーツメーカーのロゴには、それぞれ情熱と物語が隠されています。
普段何気なく着ているウェアや靴も、知れば知るほど面白いバックストーリーが。
今回は、日常の雑談やスポーツ観戦で話題になる「スポーツメーカー雑学10選」をご紹介します!
目次
- NIKE(ナイキ)
- adidas(アディダス)
- The North Face(ザ・ノース・フェイス)
- MIZUNO(ミズノ)
- ASICS(アシックス)
- Reebok(リーボック)
- DESCENTE(デサント)
- FILA(フィラ)
- hummel(ヒュンメル)
- arena(アリーナ)
NIKE(ナイキ)
創業情報
創業地:アメリカ・オレゴン州
創業年:1964年(※当初は「ブルーリボンスポーツ」名義)
創業者:フィル・ナイト、ビル・バウワーマン
豆知識
ナイキの名前は、ギリシャ神話の勝利の女神「ニケ(NIKE)」に由来。
創業当初は日本のオニツカタイガー(現アシックス)の輸入代理店だったというのは有名な話です。
「スウッシュ」と呼ばれるロゴマークは、大学生がわずか35ドルでデザインしたもの。
創業者フィル・ナイトが「すぐには好きになれなかった」と語ったロゴが、
のちに世界の象徴になるのだから運命的です。
また、「Just Do It」のスローガンは実は死刑囚の最期の言葉から生まれたという裏話も。
スポーツの枠を超えた“行動哲学”が込められています。
公式サイト:NIKE公式サイト
adidas(アディダス)
創業情報
創業地:ドイツ・ヘルツォーゲンアウラハ
創業年:1949年
創業者:アドルフ・ダスラー
豆知識
アディダスの名前は、創業者アドルフ(愛称アディ)・ダスラーの名を組み合わせたもの。
もともとは兄ルドルフと共同で「ダスラー兄弟社」を経営していましたが、
意見の対立から兄が独立し、ライバルブランド「PUMA」を設立。
この兄弟の確執は業界伝説となり、いまでも二つの本社は同じ町の反対側に位置しています。
1949年に商標登録された当初、3本ラインはデザイン目的ではなく、機能的な意味がありました。創業当時に販売されていた革製のスポーツシューズが、履いているうちに伸びてしまうのを防ぐため、3本のバンドで補強材として使用した事に由来します。
公式サイト:adidas公式サイト
The North Face(ザ・ノース・フェイス)
創業情報
創業地:アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ
創業年:1966年
創業者:ダグラス・トンプキンス、スージー・トンプキンス
豆知識
登山家の精神をブランド名にした「ノース・フェイス」は、“北壁=最も過酷な斜面”を意味します。
北壁は、登山家にとって最も厳しい最難関ルートの象徴です。ブランド名には、この困難に挑戦し続ける精神と、どのような状況でも快適に過ごせる高い機能性への自信が込められています。
特徴的な半円ロゴは、アメリカの自然遺産・ヨセミテ国立公園の“ハーフドーム”をモチーフにしています。
標高2,694m、ヨセミテ渓谷の底からの高さは1,524mに位置する巨大な岩山です。丸い岩を半分に切ったような形であるためハーフドームと呼ばれています。
公式サイト:The North Face Japan公式サイト
MIZUNO(ミズノ)
創業情報
創業地:日本・大阪府
創業年:1906年
創業者:水野利八、水野利三郎
豆知識
「美津濃」の由来は、水野利八の故郷が美濃国(岐阜県)・大垣であり、生まれた場所が船町であったことから、船にゆかりの「港」を指す「津」を、「美」と「濃」の間に入れて「美津濃」となりました。
ミズノの「ランバードロゴ」は、惑星の軌道をモチーフにした曲線で構成されたデザインで、「走る鳥」に見えることから名付けられました。
「RUN=健康・スポーツ」「BIRD=自由・創造力」の意味が込められています。
1982年にアメリカで、1983年に日本で登場し、2023年で日本デビュー40周年。
当初はシューズ用ロゴでしたが、現在はミズノ全体を象徴するマークへと発展しています。
公式サイト:MIZUNO公式サイト
ASICS(アシックス)
創業情報
創業地:日本・兵庫県神戸市
創業年:1949年
創業者:鬼塚喜八郎
豆知識
アシックスの前身は「鬼塚商会」。戦後の復興期に「子どもたちに夢と健康を」という理念でスタートしました。
社名はラテン語の格言 “Anima Sana In Corpore Sano(健全な身体に健全な精神)” の頭文字。※読み方「アニマ サナ イン コルポレ サノ」
世界初の衝撃吸収材“GEL”や、足型分析に基づくフィッティング技術は日本ならではの精密さが光ります。
創業者・鬼塚氏は“選手がケガをしない靴”を追求し続け、
その精神は現代のランニングカルチャーにも受け継がれています。
公式サイト:ASICS公式サイト
Reebok(リーボック)
創業情報
創業地:イギリス・ボルトン
創業年:1895年
創業者:ジョセフ・ウィリアム・フォスター
豆知識
「Reebok」は、アフリカの俊敏な動物“ガゼル”の一種から名付けられました。
最初は陸上選手向けのスパイクを手作りする小さな工房でしたが、
1980年代の“エアロビクスブーム”で女性用フィットネスシューズを大ヒットさせ一躍有名に。
ナイキが“男性的なスポーツブランド”だった時代に、
リーボックは「女性も主役になれるスポーツ文化」を切り拓いた存在でもあります。
公式サイト:Reebok公式サイト
DESCENTE(デサント)
創業情報
創業地:日本・大阪府
創業年:1935年
創業者:石本他家男
豆知識
「デサント」はフランス語で“滑降”を意味し、スキーウェア専門メーカーとして誕生しました。
日本代表スキー選手の意見を反映しながら、動きやすさと防寒性を両立した機能的ウェアを開発。
3本の下向き矢印のロゴはスキーの基本技術である「直滑降」「斜滑降」「横滑り」を表現。基本に忠実なものづくりをという思いを表現している。
公式サイト:DESCENTE公式サイト
FILA(フィラ)
創業情報
創業地:イタリア・ビエッラ
創業年:1911年
創業者:フィラ兄弟
豆知識
フィラは、もともとアルプス地方の寒冷地で生まれたニットメーカー。
上質なウール製品で知られていましたが、1970年代にテニスウェアで世界的に躍進します。
2003年にアメリカの投資ファンドに売却されたのち、フィラコリアに買収され、現在は韓国の企業となっている。
公式サイト:FILA公式サイト
hummel(ヒュンメル)
創業情報
創業地:ドイツ・ハンブルク(現在はデンマーク本社)
創業年:1923年
創業者:アルベルト・メッサーマン
豆知識
hummel(ヒュンメル)は、ドイツ語でマルハナバチを意味します。
革靴でサッカーをしていた時代に世界で初めてスタッド付きフットボールブーツを開発し、選手はぬかるみでも足を取られず、雨の中で自由にプレーできるようになりました。体が重すぎて飛ぶことができないマルハナバチが努力の末に飛べるようになったという逸話に重ね合わせてブランドネームとロゴが作られました。
公式サイト:hummel公式サイト
arena(アリーナ)
創業情報
創業地:フランス
創業年:1973年
創業者:ホルスト・ダスラー(アディダス創業者の息子)
豆知識
アリーナは水泳競技のために作られた専門ブランド。
創業者ホルスト・ダスラーの父はアディダスの創業者であるアドルフ・ダスラー。
オリンピック選手の泳法データを分析し、抵抗を極限まで減らした水着を開発。
“パワースキン”シリーズは、数多くの金メダリストを支えた名作です。
公式サイト:arena公式サイト
まとめ
スポーツメーカーは、単なる「服や靴を作る会社」ではありません。
創業者の情熱、時代背景、技術革新、文化的メッセージ──
それぞれのブランドには“スポーツを超えた物語”があります。
雑談の中で、ちょっとした豆知識を披露すれば、
会話がぐっと深まること間違いなしです🏅

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