【商品雑学シリーズ】桐灰カイロ

桐灰カイロ 雑学

目次

導入

寒い季節に欠かせない桐灰カイロですが、普段何気なく使っているこの小さな温かさの裏には、100年以上の歴史や意外な科学の事実、そしてグローバルな展開があります。ここでは、桐灰カイロに関する「はっとする」ような雑学や豆知識をご紹介します。

社名の由来は「灰」

社名の「桐灰」は、創業当時(1915年)の主力製品が、桐の灰を利用した半練り製のカイロ灰(灰式カイロの燃料)だったことに由来しています。

江戸時代から続く「懐炉」の歴史

カイロ(懐炉)の歴史は古く、江戸時代には温めた石を懐に入れる「温石(おんじゃく)」というものがありました。桐灰は、その流れを汲む「灰式カイロ」の燃料メーカーとしてスタートしました。

海外では「HOTHANDS(ホットハンズ)」ブランドで展開

小林製薬グループは、桐灰が培ったカイロの技術を活かし、海外市場にも積極的に進出しています。特にアメリカでは「HOTHANDS」というブランド名で販売されており、現地のカイロ需要増加に対応するため、工場を拡張するなど力を入れています。中国では「暖宝宝」という製品名で市場を切り開きました。

温かさの秘密は「鉄が錆びる反応」

使い捨てカイロの中身は、「鉄粉」「バーミキュライト(ヒル石)」「活性炭」「吸水性樹脂」「塩類」「水」でできています。袋から出すと、空気中の酸素と鉄粉が反応して酸化(錆びる)し、その化学反応熱で温かくなります。

振っても早く温まらない

カイロを振ったり揉んだりしても、中の鉄粉と酸素の反応速度は変わらないため、早く温まるわけではありません。むしろ、正しい使い方を守ることが大切です。

桐灰化学が小林製薬グループとなった経緯

2001年:小林製薬による買収

小林製薬は2001年1月に約90億円で桐灰化学を買収し、完全子会社としました。これは、小林製薬が自社で本格的に進出していなかった「カイロ」市場へ、すでに強力なブランドを持つ桐灰化学を取り込むことで一気に参入することを目的としていました。

2008年:製造部門の分社化

2008年10月、カイロ製造を一元管理し効率化を図るため、桐灰化学の製造部門が分社独立し、「桐灰小林製薬株式会社」が設立されました。同社はグループ内のカイロ事業のマザー工場としての役割を担い、技術革新や海外工場への技術支援を行っています。

2020年:小林製薬への吸収合併

2020年7月1日、販売などを担っていた桐灰化学株式会社が、小林製薬株式会社に吸収合併され、法人としては解散しました。これにより、「桐灰カイロ」事業は完全に小林製薬本体の事業として運営されることになりました。

まとめ

普段何気なく使っている桐灰カイロには、100年以上の歴史や、海外展開、そして化学の力が詰まっています。小林製薬グループ入りを通じて、その技術はさらに進化し、世界中の人々の生活を温めています。

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