食用牛(肉牛)と乳牛の違い
目次
導入
牛というと、人によって白黒のホルスタインを思い浮かべる方もいれば、黒い和牛を思い浮かべる方もいるでしょう。これは、食用牛(肉牛)と乳牛という、それぞれの牛の役割が異なるためです。この記事では、両者の主な違いである「飼育目的」「品種」「身体的特徴」に焦点を当てて解説します。
主な違い
| 項目 | 食用牛(肉牛) | 乳牛 |
|---|---|---|
| 飼育目的 | 主に食肉の生産を目的とする(牛肉の品質を追求) | 生乳(牛乳)の生産を目的とする(乳の生産効率を追求) |
| 主な品種 | 黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種などの和牛、アンガス牛など | ホルスタイン種(国内の約99%)、ジャージー種など |
| 身体的特徴・肉質 | 肉量が多く、和牛は脂肪交雑(霜降り)が入りやすい。体格はがっしりしている。 |
乳房が非常に大きく発達。肉質は赤身が多く、脂肪交雑は少なめ。 |


4. 補足事項
乳牛のオスは牛乳を生産しないため、多くが肉用として肥育され「国産若牛」などとして流通します。また、乳牛のメスに肉用牛のオスを交配させた「交雑種(F1)」も、肉質向上のために生産されています。
まとめ
食用牛と乳牛は、品種改良の歴史も飼育方法も大きく異なります。食用牛は「肉」という最終製品の美味しさを追求し、乳牛は「乳」の生産効率を最大化することを目指して飼育されています。消費者は、それぞれの牛が持つ特性を理解することで、日々の食生活において牛肉や牛乳を選ぶ際の参考にできるでしょう。

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