ナイキに関する雑学まとめ
世界で最も有名で影響力のあるスポーツブランドの一つ、ナイキ(NIKE)。あの特徴的な「スウッシュ」のロゴや「JUST DO IT.」のスローガンは誰もが知っていますが、その裏側には意外な歴史や面白いエピソードがたくさん隠されています。この記事では、ナイキにまつわる知られざる雑学をいくつかご紹介します。
ロゴとスウッシュの意味
名前の由来: ナイキという社名は、ギリシャ神話に登場する「勝利の女神ニケ(Nike)」に由来しています。
ロゴ(スウッシュ)のデザインと意味: 勝利の女神ニケの翼をモチーフにしています。このロゴは「スウッシュ (Swoosh)」と呼ばれ、「ビューンと音を立てて飛ぶ」という意味があります。速さ、動き、音を象徴しており、スポーツブランドにふさわしい躍動感を表現しています。
ロゴのデザイン料: ロゴデザインを手がけたのは、ポートランド州立大学の学生だったキャロライン・デビッドソンです。彼女に支払われたデザイン料は、わずか35ドル(現在の価値に換算するともう少し高くなりますが、当時としては非常に安価)でした。
ロゴへの不満: 創設者フィル・ナイトは、デザイン完成当時、ロゴについて「好きではないが、これ以上良いものは思いつかない」と語ったといわれています。
ロゴの進化: 当初は「NIKE」の文字とスウッシュが組み合わされていましたが、1995年以降はスウッシュ単体がメインロゴとして使われています。
歴史にまつわる雑学
創業時の社名「ブルーリボンスポーツ」: ナイキの創業は1964年で、当初の社名は「ブルーリボンスポーツ(Blue Ribbon Sports、略称BRS)」でした。
日本との深い関係: 創業者のフィル・ナイトは、日本のオニツカタイガー(現アシックス)の高品質なランニングシューズに目をつけ、アメリカでの輸入販売権を獲得することからビジネスを始めました。彼はまだスタンフォード大学の学生(MBA取得中)だった頃に、日本の会社にコンタクトを取り、熱意で契約を結びました。オニツカタイガーのシューズはアメリカで非常に人気を博し、BRSの初期の成功を支えました。ナイキが自社ブランドを立ち上げた後も、この時の経験が礎となっています。
その他の雑学
広告コピー「JUST DO IT.」: 1988年から使われているこの有名なキャッチコピーは、「やってみよう」「ただやるのみ」といった意味合いを持ちます。これは、連続殺人犯ゲイリー・ギルモアが処刑直前に最後に残した言葉「Let’s do it.(さあ、やろう)」にインスピレーションを受けて考案されたものです。
日本人の足に合わない?: ナイキのシューズは、欧米人の足の形に合わせて細めに作られていることが多いため、日本人が普段通りのサイズを選ぶときつく感じることがあります。
映画とシューズ: 映画『フォレスト・ガンプ』で主人公が履いていたことで、ナイキの最初のスニーカー「コルテッツ」が有名になりました。
まとめ
これらの雑学を知ることで、普段何気なく目にしているナイキというブランドに、また違った魅力を感じていただけたのではないでしょうか。単なるスポーツ用品メーカーにとどまらない、その歴史とストーリーが多くの人々を惹きつけ続けています。

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